プリーズ!神様、味方しろ!!

回復のステップにのれない悪戦苦闘記

better day

<依存症と自助グループ

 

依存症とは簡略に言えば「やりたくないのにやってしまう」癖である。

依存症といえば、薬物、酒、煙草、セックス、ギャンブル、ネット等々

あらゆる依存症があるが、すべての「原因と結果」については同じだと考える。

そのなかから、依存症の一つとして「アルコール依存症」を中心に書く。

 

アルコール依存症とは連続飲酒を続けた結果、飲みたくなくても飲まなくてはいられない状態におちいる、治らない病気である。あらゆる依存症の中でもっとも依存率が高く、生活を破たんし身体を怖し、周囲の理解を得難い三重苦の依存症といえよう。唯一の治療法として、断酒と自助グループ(AAや断酒会など)出席継続が提唱されている。

 

赤十字の調査として、アメリカでは約200万人がAAの会員である。

また、日本では約109万人がアルコール依存症患者として病院へ通っており、予備軍がおよそその4倍と言われている。

 

依存症への道=「依存物質(アルコール)の長期多量接種」が間違いないのは確かだが、そのうえで、依存物質に傾倒していったいきさつを考える。

 それは身を置く環境によって変わる。

本人にとって耐えがたい環境だったから飲んできた。それならば価値観を変える環境に身をおけば良い。あるいは価値観を変えればよい。

さて、ここで何故、お酒をのむようになったか?に対して自分の答えを出すことが必要だと考える。

一方で、自助グループ共依存だと「意識して参加し続ける」ことがお酒からの解放につながるだろう。

アルコール依存症は、すでに多くの方々が提唱しているように「治らない病気」である。一度でも、飲めば、スイッチがはいってしまう。自助グループ出席は、断酒を継続するために必要なのである。「つながり」がポイントであり、そのため、一生断酒継続を決意した人間には必要なことだ。

これは「共依存」といえるが、共依存が0%になるだろうか。

人間はつっかえ棒が必要だ。共依存から自由になり、理想的な依存関係に至るのが人間関係ではないかと考える。

 そのための、社会問題を解決していく方向を考えていくのも大事な要素の1つであるだろう。

 「アルコール依存症」に対して無知な政府に対して、飲酒社会を軽減し、社会復帰をうながす政策をとってもらいたい。

また、大切なのは依存症者自身の自己の成長である。

「話す」ことは、人間にとって、驚くべき回復力をもつ手段だと実感した。

答えは自分の中にある。

心の傷は嫌なことや辛いことから逃げるだけでは治らない。

向き合うことによって、はじめて治癒が見込まれる。

誰にでも忘れてしまいたい事実はある。そこへ向き合うことによって乗り越える力が付く。

その第一歩が「話す」ことだ。告白が変化を生む。

キリスト教会に居る「懺悔聴聞僧」は、ただ黙って聞き続ける。

これは原始から人間自身が「話すこと・黙って聞くこと」の力を知恵として知っていたからではないか。

心の傷を治す医療は存在しない。心の傷は自分の力で治すしかない。

医師、自助グループケースワーカー、はあくまでサポーターである。

過去を話せない精神的苦痛は背負っていくべきではない。

そこで、先に戻るが「何故、お酒をのむようになったか?」に対して自分の答えを出すことが必要である。

アルコール依存症は本人にはもちろん周囲にも消えない大きな心の傷を残す。

また、本人は刑罰だけでなく社会的・心理的にも重い罰が科せられる。

それでも、アルコール依存症はなくならない。

それが人間という生き物の限界なのかもしれない。

アルコール依存症は治らない病気ではあるが回復は見込める。

だが、その回復も本気で望まない人間には通用しない。

 

最後に、酒という害悪を断つということも含めて、自分の人生に生きる意義を与え人と関わり合うことで人生を豊かにして依存症と付き合っていくというのが、理想的なリカバリーへの道ではないだろうか。「生きなおし」である。It doesn't have to be this way, let me show you a better day.

自助グループの意義は「better day」と過去の反省にあると考える。

人は過ちを必ず犯す。人間の価値は正しく生きるかではなく、どう過ちを償うかにあるのではないか。自助グループとは本当の自分を取り戻す場所(救済と再生の場)=共感し支えあい光を見出す所であり、常に過去と向き合い立ち向かう勇気を支えあう場所であるのだろう。

自助グループに飾りたい花がある。大胡蝶という南洋の蘭だ。

花言葉は「自分らしく生きるのが一番」という。

 

(各種参考文献等:引用)

 

加えて主治医の言葉「人間の数だけケースはある」

この言葉と合わせて、こんなコト言ってるヤツがいるよ(笑)と笑って

て戴けたらウレシイ。

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